11月13日は「うるしの日」です。

 11月13日は「うるしの日」です。

 漆は遠い昔から使われてきましたが、「漆の製法」「漆器の製造法」は、文徳天皇(もんとくてんのう)の第一皇子惟喬親王(これたかしんのう)が、いまだ完全でないのを憾みとされ、京都嵐山法輪寺に参籠され、本尊虚空蔵菩薩より御伝授、御教示を受けて完成し、日本国中に広めたものという伝説があります。漆工界では、親王が法輪寺に参籠された伝説を記念して報恩講を設けて、供養することが習わしになっていました。そこで、1985年に日本漆工協会は11月13日を「うるしの日」と制定しました。

 ※画像は、2007年5月北塩原村役場前に植樹された「漆の木」です。茨城県大子町産です。