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福島空港国際ターミナルビル1階に、1999年6月の国際線就航に合わせ、父弘司と制作した『残 照』が展示されております。この作品はとても大きく、縦180cm×横720cmもあります。畳8枚分の面積です。題材は、初雪の頃福島県を代表する磐梯山が桧原湖に映り込んだ夕景を、色漆やプラチナ粉・金箔等で表現しました。父と私は、このようは名誉ある作品制作の機会を得て、とても喜びました。
展示されてから18年の長い月日が過ぎ、作品の汚れや艶がすっかりなくなったので、空港にて5月15日(月)~19日(金)までの5日間クリーニング作業をしました。手順としては、何度も何度も濡れタオルで丹念に拭く手作業を繰り返し、最後に磨き粉で拭き上げ仕上げました。
裏磐梯から見た『残 照』の制作がきっかけで、北塩原村とのご縁ができ、後年私は裏磐梯への移住をすることになりました。